皆さんこんにちは！
完全ワイヤレスイヤホンにも遅延の少ないapt-X LL(apt-X Low Latency)対応のイヤホンが増えてきました。
金額も以前に比べるとだいぶ落ち着いてきましたのでご紹介いたします。
でもapt-X LLって何？という方も多いと思いますので今回は、apt-X LLについて解説と、対応しているオススメのワイヤレスイヤホンを紹介いたします。
apt-X LLとは
apt-X LL(apt-X Low Latency)とは、Qualcomm社が開発した、Bluetoothコーデックの一つである、『apt-X』の派生です。
ビットレートなどは基本的にapt-Xと変わらないですが、特徴は低遅延なことです。
簡単な遅延時間ですが、使用する機器や環境でも変わるので、参考程度にお願いします。
| コーデック | 遅延時間 |
| SBC | 0.17～0.27秒 |
| AAC | 0.09～0.15秒 |
| apt-X | 0.06～0.08秒 |
| apt-X LL | 0.04秒以下 |
apt-X LLが遅延が少ないことがわかると思います。
ここにのせていないコーデックもありますが、ここまで遅延が少ないコーデックはありません。
そもそも完全ワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホンも遅延がないようにしっかりと同期をとらないといけないので、apt-X LL対応の完全ワイヤレスイヤホンは高価格になりがちです。
最近では、だいぶapt-X LL対応の完全ワイヤレスイヤホンが増えてきたので、選択肢も増えてきました。
またapt-X LL対応のトランスミッターを付属するイヤホンも出てきました。
ただ、ちょっと厄介なのが、対応機器（イヤホンやスマホなど）とaptXのライセンスについて。
対応機でない場合は、アダプターが必要になるので注意が必要です。
気をつけたいのは、USBアダプタを安物にするとせっかくの低遅延は活きませんし、安定性も下がります。
イヤホンもそうですが、それ以上にUSBアダプタはケチらないことをおすすめします。
apt-X LL対応ワイヤレスイヤホンおすすめ3選
EPOS ゲーミング対応 GTW270 Hybrid 19,800円(2022年5月4日時点)
・GTW 270 Hybridは完全ワイヤレスタイプのイヤホンで、通常のBluetooth接続に加え、USBドングルを用いることで低遅延を実現した完全ワイヤレスイヤホン
・接続できるデバイスはPS4・PS5・Nintendo Switch・スマホなどの現在主流なものを網羅
・低遅延のゲーム用ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめ
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 23.096円(2022年5月4日時点)
・コーデックaptX Low Latencyに対応した完全ワイヤレスイヤホン
・2019 VGP Award金賞
Bowers & Wilkins True Sound 40,000円(2022年5月4日時点)
・環境に応じた最適なノイズキャンセリング
・充電ケースにも唯一無二の特徴 再生機器とケースをケーブルで繋げばBluetoothトランスミッターモードへ切り替わり、PI7へaptX Low Latencyで音声送信
・ゲームをする方には遅延の少ない完全ワイヤレスイヤホンの最高峰
まとめ
aptX LL 対応の完全ワイヤレスイヤホンは、種類は増えてきましたが、まだまだあまり出回っていないため高額なものが多いのが現状。
様々なワイヤレスイヤホンが発売していますが、apt-X LLが動画視聴やゲームに適したBluetoothコーデック。
最後に改めて、『aptX LL』についておさらい…
- 低遅延がウリのBluetoothコーデック
- 信号処理は48kHz/16bitでハイレゾ非対応
- 遅延は40ms未満のローレイテンシー
- 対応機種が少ないのがネック
参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
PS5用のゲーミングヘッドセットも詳しく解説しているので、次世代機を検討している方は是非参考にしてください。
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